らくがきちょう。

思いついた事をぽちぽち書いていけたらいいなと思います。

はっさく。

それは、木曜日のお昼前の出来事でした。

いつも通り、電車に乗って、乗り換えて、小さな町へと仕事に行きます。

小さな町の電車は2両編成。
ワンマン電車なので、始発駅と終着駅以外は1両目の一番前と後ろしかドアは開きません。電車の中には、まだ使ったところを見かけたことのない、運賃箱が置いてあります。

座席は、ベンチみたいに左右一列、ずらーっと並んでます。シートとシートのちょうど境目に座るのはあんまり好きじゃないので、境目ぎりぎりに座ることもしばしば。

1両目しかドアが開かないため、当然、1両目に乗る人が多いです。
私もいつも通り、1両目に乗り、空いている席を見つけて座りました。

ふと、甘酸っぱい、柑橘系の匂いがしました。
どこからするのかなと思い、前を見ると、おじいちゃんたちがはっさくの皮を剥いて食べているではありませんか。

お菓子でもなく。
おにぎりでもなく。
みかんでもなく。

はっさくです。

みかんやはっさくといった柑橘類が特産品ではありますが。

おじいちゃんたちは持っているビニール袋に剥いた皮を入れ、2個のはっさくをみんなで食べていました。

そっか〜
はっさくか〜

確かに食べますよ、はっさく。
美味しいですよ、はっさく。

どこからか頂いたはっさくなのか。
もしかしたらはっさく農家なのかもしれない。

はっさくを食べたおじいちゃんたちはどこに行くのか、あるいは帰るのか。

少なくとも私の職場より先なのは確かでした。

きっとこの先、電車の中ではっさくを食べている場面に出くわすことはないかもしれません。

思わず、田舎だな、と思った瞬間でした。